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覚醒剤所持事件で無罪…

弁護士
覚醒剤所持事件で無罪を取った。
折しも修習生が弁護修習中(74期ホームグラウンド・75期弁護修習)で、弁護人席に修習生が同席した中での無罪判決。
判決後、「修習生の目の前で無罪判決取るなんて、カッコいい指導担当弁護士じゃねーか?」と、生涯もう言えることもなさそうなセリフを言ってみた。
修習生は、「目の前で無罪判決を初めて見ました」と言っていた。
たまたま二人の修習生がいたから、ふたりともに別々に弁論要旨の起案をしてもらい、助けてもらった。
二人の起案を合体させ、直し、加筆してバージョンアップした弁論要旨を提出した。
推敲して簡にして要を得るようにする時間までなく16頁。読み上げ時間が45分かかったのは反省点。
同じ内容で10頁に圧縮し、読み上げ時間が30分ならば、理想的だった。
元検事(歴4年)かつ現弁護士(歴19年)として、無罪判決は、検察側のオウンゴールにより、結果的に取れるものというのが正直な感覚である。
ドラマにもあるように、起訴されれば有罪率99.9%。
検察官は、逮捕されても、裁判で無罪になるかもしれないような事案は、不起訴にする。
不起訴にする率につき、正確に公表されているかとしれないが、感覚的には50%前後は不起訴になっていると言って過言ではないのではなかろうか。
起訴するということは、それだけ有罪に自信があるということ。
だからこその有罪率99.9%

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