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独立を告げてから出るまでの期間(平成14年1月~7月)

司法書士
平成14年1月。独立することを勤務先の先生に告げ、独立の日は平成14年7月と決まりました。しかし、事務所の先生は、後任者を募集するような気配がありません。私の気が変わって、「やっぱり独立は止めます」と言うと思われていたのか、できるだけ長く居て欲しいと思って下さったのか。いずれにしても「勤務司法書士なんか、すぐに見つかる」目算は外れ、いざ探し始められたものの、後任となる補助者が入ったのは、私が退職する前日。その時期からもう、ひと昔前と比べると、資格者の募集が難しくなっていたのかもしれません。3年間働いて独立していく司法書士と、実務経験があるものの、事務所のやり方が分からない補助者の差は、歴然としています。司法書士事務所、どこも同じように思われるかもしれませんが、事務所によって「やり方」は大違いです。「引き継ぎ」がないまま、ある日突然違う人が入って、上手くいくはずもありませんでした。ところが、回りまわって、自分が逆の立場になるとは、当時は思いもしません。産休の代替要因として入ってもらい、引き継ぎ期間が1週間しかない状態に、私もやってしまいます。立場が変わった私は、新しく入る人の目線に立てず、「1週間あれば、なんとかなるだろう」という、安易な考えに陥ってしまいます。人は機械ではないので、ある日を境に入れ替わる、というのは、無理な話です。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺

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