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医療事故解決事例23〜アプガースコア5点の新生児が蘇生措置の手落ちにより低酸素脳症後遺症で脳性麻痺となった事例

弁護士
 いつのまにか桜が散ったかと思えば、もう夏のような日差し。年齢を重ねる毎に、季節の移り変わりの速さに対する戸惑いが大きくなりますね(^_^;)
 さて、医療自己解決事例23〜周産期シリーズ第4弾は、第2弾と同じく新生児管理が問題になった事案です。
 
 分娩は、午前2時14分。
 午前2時15分(生後1分)のアプガースコアは5点(心拍2点、筋緊張1点、反射1点、皮膚色1点)であり、刺激や羊水吸引が行われたものの、第一啼泣はありませんでした。午前2時16分(生後2分)、羊水吸引や酸素投与が行われるとともに、バッグ・マスクによる人工呼吸が開始されました。
 午前2時19分(生後5分)、アプガースコアは1点(心拍1点)で、高次医療機関NICUへの搬送が決定されました。
 午前2時24分(生後10分)、心拍数が60回/分となったため胸骨圧迫が開始され、午前2時28分(生後14分)、咽頭鏡下に、粘稠性の高い痰様のものが吸引されました。午前2時30分(生後16分)、気管挿管が行われ、心拍数は100回/分以上となりました。
 3時10分(生後56分)、C大学病院NICUに搬入されて治療が開始されましたが、低酸素性虚血性脳症により、脳性麻痺(痙性四肢麻痺)を原因とする四肢体幹機能障害、及び知的障害の後遺症を残しました。

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Source: 九州合同法律事務所

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