仕事についてから、10年ほど、副業で大学の教員をしていました。担当は憲法。
もともと、とあるインタビューで愛読書を聞かれ、「芦部先生の憲法」とか答えるくらい、憲法は好きな科目でした。
とはいえ、私が好きで得意なのは人権編だけです。表現の自由とか職業選択の自由とかのアレ。理由はシンプルで、「私たちは自由!」って書いてあるから。
そして、その背後にある、この自由を勝ち取るために頑張ってきた、人の人生とかリアルなドラマが好きだからです。
普通に考えると、「王様でさえ従わなければならないルール」=憲法を作るって、すごくないですか。
権力者の欲望とか、長い力による支配の歴史を考えると、今そのルールがあるというのは、20世紀後半に生まれたからこそ立ち会えた、とんでもない恩恵です。
キングダムの時代であれば、私たちのような一般ピープルは、仕事や思想とか幸せとか全く関係なく、王様から戦いに駆り出されて、兵隊のかたまりの一部として生涯を終えてますよ。
そんな時代でなく、国家に対して、「やりたいことをやれる自由」「やりたくないとこはやらなくていい自由」を主張できるラッキーな時代生きてるんだから、その恩恵を自分のために、活用したらいいんです。
憲法は、私たちが楽しく生きるためのインフラみたいなものだと思えばいい。憲法はもともとそういうものです。
逆に、憲法が私たちに何らかの「正しさ」みたいなものを求めて
2026年の憲法記念日に考えたこと。
弁護士
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