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判例法のリサーチは本当に苦労する

先週金曜日から悪戦苦闘を続けた香港法のメモランダムがついに完成しました。


分量は十数ページにすぎませんが、判例法のリサーチは、制定法とその解釈に関する判例や文献の調査だけでよい日本法と異なり、1つの重要判例だけでも何十ページ、時に百ページ超えのものもあり、事案の把握をした後、自分が調べる論点に関して裁判官が意見を述べる判決理由(ratio decidendi)とその他役に立つ傍論(obiter dictum)を含む重要パラフラフを探し出し、それを読んで理解するだけではなく、重要パラグラフで根拠として述べられているイングランド法の判例の関係パラグラフも読んで理解しないといけません。

 
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Source: 国際弁護士 村尾龍雄の「今が分かる!!」アジア情報

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