今期の朝ドラ「カムカムエブリバディ」もいよいよ最終回間近ですね。
このドラマ、異様に展開が早くて、通常なら1ヶ月で語る話を1週間、なんなら1日でサクサク進めてくれるのでストレスなく毎朝楽しみに見ていました。
例えば、一回見逃して次を見たら、失恋したヒロインが新しい出会いを経て結婚して出産してる、みたいな速度です。
なんでそんなスピーディなのかというと、3世代の母子が主人公で、要するに朝ドラ3つ分をワンクール(半年)に詰め込んでやるからなんですよね。
最初のヒロインは、戦前生まれの女性。
次はその娘で戦後を生きた女性。
最後はその娘で昭和生まれのちょうど私くらいの世代の女性。
このドラマを見て強く感じたのは、戦争の時代と今の時代は地続きなんだ、ということ。
最初のヒロインは、戦中に恋をして結婚しますがまもなく夫は出征してしまう。ヒロインの身近な人たちも、市内への爆撃や徴兵で死んでしまう。というように人生を戦争に振り回されます。
戦争が始まる前は、現代とそんなに変わらない、平凡だけど幸せな日常を過ごしていた人たちが、戦争により命、財産を奪われるという目に遭う、その不条理さと異常さが、恐ろしいことにスタンダードになっていた時代。
そこから途切れることのなく令和の今まで繋がる母子三代のストーリーは、主人公たち自身の人生のストーリーはもちろん、その背後に一つの
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