弁護士の仕事をしていてよかったなと思うことは、変な言い方だけど、「気にしなくていいことは気にしなくていいんだ」と思えること。これはとてもラク。
誰でも生きていれば心乱されるような出来事があり、あんなことになっちゃったこんなことになっちゃったと思うこともある。
でも、判断基準とか軸を持っていれば、そのできごとを冷静に振り返る余裕ができる。
そして、すでに起きた過去の事柄ではなく、「じゃあ今自分に何ができるか?」ということに視点を向けて、やるべきことは「気にする」ことじゃないとわかる。
世の中、気にしなくていいことを気にして、気にしなければいけないことを気にしない人がとても多い。
法律相談でも、まずはそこを整理整頓する作業に数十分かけることもある。
もともと、世の中の仕組みを学んで理解しておき、気にしなければいけないことが何かがわかれば、もっと楽に生きられると思う。
Source: 弁護士 峯岸優子
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