事例から学ぶネーミングのコツ|桃屋「ごはんですよ!」|セリフ調にして商品の登場シーンをイメージさせる
クロスリンク特許事務所(銀座・東銀座・新橋)・弁理士のヤマダ(@ta2_ymd)です。
はじめに
商品名やサービス名、お店の名前や会社の名前。
実際の事例からネーミングのコツを探ってみようという不定期連載企画「事例から学ぶネーミングのコツ」。
今回の事例は、桃屋の「ごはんですよ!」です!
事例から学ぶネーミングのコツ|桃屋「ごはんですよ!」|セリフ調にして商品の登場シーンをイメージさせる
桃屋が2020年に創業100周年を迎えるそうです。
参考:「ごはんですよ!」の桃屋が100年続くワケ|東洋経済ONLINE
桃屋といえば海苔の佃煮。
ヤマダが子供の頃の定番は「江戸むらさき」でした。
くすんだ緑地に、白抜きの崩し文字で「江戸むらさき」と描かれたラベル。
ちょっと渋めの歴史と伝統を感じさせるデザイン。
それだけに、新商品「ごはんですよ!」のネーミングには度肝を抜かれました。
子供ながらに「なんて斬新な名前なんだ!」と衝撃を受けたのを覚えています。
かなりユニークなこの商品名。
ネーミングのポイントを押さえながら解説していきます。
(1)あえて商品の説明を入れず、インパクト重視
「ごはんですよ!」には商品の説明が入っていません。
普通に考えれば、原材料である「海苔」であったり、商品内容である「海苔の佃煮」を感じさせるような言葉を入れたくなるところです。
その方が買い手は
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