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まん延防止等重点措置(まん防)とは何か

弁護士
大阪でのコロナ感染者の急拡大を受けて、大阪市にまん延防止等重点措置が発令されようとしています。略して「まん防」(マンボウ)ともいうようです。 緊急事態宣言とは何が違うのでしょうか。このまん延防止等重点措置は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)の2月改正で新設されたものです。特措法31条の4です。今までの緊急事態宣言は、コロナ感染状況のステージ4での発令が予定されていました。なお、ステージ4とは、爆発的な感染拡大及び深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階を言います。しかし、ステージ3以下であっても、感染を防止する措置を取らないと、たちまちステージ4に移行してしまいます。そこで、ステージ3の段階で「まん延防止等重点措置」が出せる様になりました。場合によってはステージ2の段階でも出せることになっています。ちなみに、ステージ3は、「感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階」、ステージ2は「感染者の漸増及び医療提供体制への負荷が蓄積する段階」なります。また、緊急事態宣言は都道府県単位でしか出せませんが、まん延防止等重点措置は市町村単位で出すことができます。きめ細やかな対応が可能です。ちなみに、まん防でも、緊急事態宣言と同じく、都道府県知事は店舗等に、営業時間の変更を要請できます。要請に従わない場合は、命令も出せ

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