詐欺文書にご注意

昨日知人に見せてもらったはがきには、「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と題する通知が印刷されていました。「法務省管轄支局国民訴訟通達センター」と如何にも公的機関であるかのようなもっともらしい差出人の表示があります。
内容は、概略「貴方は利用していた契約会社ないし運営会社から契約不履行を理由に訴状が提出されましたので通知します。このままでは強制執行を受けるので、裁判の取り下げなどの相談を承っているので当局の職員まで問い合わせ下さい。」というようなもので、東京都千代田区霞ヶ関の住居表示と電話番号が記載されています。ご丁寧に情報保護シールまで張られています。一見して詐欺目的と判るような稚拙な内容ですが、全く訴訟に縁の無い一般人が見たとき、身に覚えがないとはいえ動顚してしまい、不安に駆られて、つい何のことかを聞こうと電話してしまうこともあるのではないかと心配します。電話がくれば、詐欺師にとってはしめたものでしょう。詐欺師の口の巧みさは私も事件の資料等で実感しておりますので、いつのまにか洗脳されてしまう惧れは十分にあるのです。勿論電話した人が全て洗脳されるわけではないでしょうが、その一部の人であっても詐欺師に取っては儲けとなるのでしょう。
本件のはがきを何枚ばら撒いたのかは知りませんが、シール付のはがきを出して果たして費用対効果の帳尻合ったのかこの詐欺師に聞いてみたいところで

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