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妻にはとても優しい…<行政書士ってナニ? 改正相続法編>5


RIE
家を売っぱらうので良いのか?
と言われましても、それしか手段がないですからしょうがない…
真栄里
妻が可哀想だろ?
その家にずっと住んできたのに、夫が死んだらいきなりその家から出て行かないといけないなんて。
これまでにその地域で培ってきた人脈ともおさらば…
可哀想だろ。
RIE
そもそもお母さんのためにその家をお母さんにあげる、という遺産分割協議をすればいいんであって。
子どもたちがおかしいんじゃないですか?
真栄里
そこは法律の問題じゃない。
権利を行使するのも放棄するのも、権利者の自由で、法律がどうこう指図できるものではないからな。
だから、権利を行使した子どもを法的に非難することはできん。
RIE
お母さんと仲が悪いにもほどがないですか?
真栄里
親と仲の悪い家族っているだろ?
ま、子どもといっても夫の子ではあるが、妻の子ではない子もいるからな。
RIE
え~と…
それは、非嫡出子ということです?
真栄里
そ!
その場合であれば仲が悪いことも容易に考えられる。
RIE
まぁ、そうですね。
子が権利を行使した結果、家を売り払う羽目になることがあると…
なんかいたたまれないです。
真栄里
ということで、権利行使の結果、家を売り払うことになるのが現行法なんだが、それを今回の相続法の改正で回避できる道を用意したんだ。
RIE
それが、贈与(遺贈)された自宅が遺産から除外

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