特許にうなされる（809-275）
弁理士
千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。 数年前の話。このような相談を受けました。 新製品を売り出したいのだがどうも他人の特許権侵害をしていそう…本当かどうか見てほしいそこで、新製品とその特許の内容を調べたところ…かめやま:今回は、特許権侵害が成立しそうです…お客様: 何とかなりませんか？かめやま:今回は、設計変更するしかありません。お客様:どこを変形すれば逃げられますか？かめやま:この特許の肝は、部品A-Cなので、ここを設計変更しないとマズそうですお客様:そこは、いじりたくないのですが… かめやま:別の構造で、同等の機能を生み出さないと、侵害になり、設計変更が無駄になってしまいます。お客様:どこから検討すればよいですか？かめやま:例えば、部品Aであれば、 案1 省略する 案2 設置位置を変える 案3 形状を変える のようになりますし、他の部品も同じようにして検討します。 今回の特許の場合、部品A-Cのうち、部品AとBが肝になると思うので、ここから検討されると良いと思いますよ。お客様:なるほど。AとBですね そこまで分解してもらえれば、こちらでも作業がすすめそうです。 ちなみに、変形内容で特許をとることはできますか？かめやま:もちろん、その可能性はありますよ。お客様:折角ならば、今回を機に、ウチも特許取りたいです他人の特許にうなされる
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