被後見人さんのお通夜に参加させてもらいました。ご家族と権限分掌(司法書士は財産管理のみ、ご家族は財産管理以外の後見人)している件で、葬儀の段取りはお任せしましたが、急いで裁判所に提出する終了報告の書類を作成して、持参。お通夜の場で、引き継ぎのお話しをするのは不謹慎かもしれない、という気持ちもありましたが、後見人の権限は、厳密には亡くなられた時点で終了。裁判所は、「早く引き継ぎするように」のスタンスです。喪主のご挨拶で、施設の方に感謝の言葉を述べられたのには、ジーンときました。ある施設の方が言われていたことです。「毎月面会に来て下さるご家族は、よくやってくれている、と言って下さる。そうじゃないのは、半年に1回しか来られないご家族です」。ご家族の思いは思いとして、介護の現場は現場で大変。情報交換、意思疎通、信頼関係。ありきたりの言葉が、大事になる世界です。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
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