事務所に着いて、ふと時計を見ると、7時ちょうどでした。ところで、「相手の立場から考えたら…」というお話は、雑談も含めて、お客様によくします。特に、夫婦の問題は典型的です。相続の話でも、そういう部分はあるかもしれません。片方の話を鵜呑みにして、そこに感情移入していまうと、本当のことが見えなくなる。相手から見たら、どうなのか。言い分が正反対ということも少なくないので、専門職として、「片方の言い分を鵜呑みにしない」というのは、日頃から気を付けていることです。「先生は、相談者ではなく、相手の肩を持つんですか?」。そんな言い方をされたことはないですが、いえ、違います。相手の立場を尊重して行動することで、回りまわって、自分にとってもいい結果になる。それは理想論かもしれませんし、第三者だから言えることなのかもしれませんが、「そういうもののような気がします」という目で、日頃から、法律的な出来事を拝見しています。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
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