投資に関係した事件のご依頼を、長年受けていますと、ご依頼人から質問を受けることもあります。
「今回の失敗を教訓に、改めて、投資方法を見直そうと思います。アドバイスをお願いします。」とか。ご依頼人でなくとも、年齢や男女に関係なく、「投資」にご興味のある方は非常に多く、皆さん、いろいろ考えておられるようです。
今は弁護士をしている私も、金融マンをやっていた時期も長く、失敗も数多く経験しました。だから、弁護士としてのアドバイスというよりも、私の個人的経験と弁護士としてかかわってきた多数の事例から、私なりに考えている最善の投資判断や方法について述べてみます。
まず、最初に言えることは、「最善の投資方法」とか「最もお勧めの投資」等、具体的な投資に正解はありません。しかし、間違った投資、絶対に失敗する投資は、存在するということです。
結果的にせよ投資に成功するためには、①投資商品の選択、②投資のタイミングの選択の二つの要素をクリアーする必要があります。
しかし、まず①投資商品の選択を誤ると、②に関係なく必ず、失敗します。
間違った①投資商品の選択とは、例えば、宝くじやパチンコ、公営ギャンブルなど、全体として胴元が必ず儲かるり残りを顧客で分け合うようなマエナス・サムの投資商品は、必ず失敗します。もちろん、たった一度だけ挑戦し、その一回限りで勝てば、必ず負けるとは言えないように気も
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