パリッコ:〈つつまし酒〉
福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です
東海林さだおのエッセイを数十年読んできました。
同氏も85歳になられ、いつまで読めるかしら?と思いつつ、最近は何冊もアンソロジーが出版されていますので、
それをまた読んだりしています。
次の「大好きな食エッセイスト」を数年さがしていますが、やっぱりいまひとつ~が続くばかり。
しかしついに発見したかも?と思ったのが、
パリッコ(これ、著者名です)
この作品の前に読んだ、
〈ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある〉は、
良かったのですが、食エッセイだけというわけではなく。
でもこの〈つつまし酒〉はドンピシャ。
何しろでてくるシチュエーション、お酒、おつまみ、
まさにつつましくもハッピー。
雑多でカオスな場末好きの私にピッタリでした。
きっと何度も繰り返し読む一冊です。
お酒大好きでも著者には妻子がいて、
良き夫・父の側面もあって、そこも素敵です。
困るのはこれを読むと、昼酒を飲みたくなる!
春には読まないようにしないと、絶対仕事をさぼって、
お酒をもって桜を見に行ってしまう!
大勢でのお花見はもちろん楽しいものですが、
春の空気の中で、ただ桜をみつめる、
一人花見は格別です。
しかもほろ酔いで。
いいだろうなあ。
いいよねえ。
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