【「人助け」なんて無理なのよ】
こんなこと言うと、意外に思われるかもしれませんね。
でもこれ、本音です。
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弁護士になった理由のひとつに、困っている人を助けたいから、という理由がありました。
今でも基本的にはその考えに変わりはありません。
あらゆることについて困っている人の代理人になり、その人の法的問題にとことん最後まで並走し、終局的に解決できるのは弁護士だけ。
でも、仕事をはじめて14年になりますが、今思うのは、弁護士だからって誰か他人を助けられるなんて思うのはとんだ思い上がりだよ、ということです。
数々の法律相談やご依頼をいただき、できる限りアドバイスしたり、交渉したり、代理業務を行ったりしてきました。
そんな中で強く思うのは、結局、外側にあるいろいろな問題を解決したとしても、最終的にその後の時間を幸せにするのは、その人本人の力が一番大事だということ。
人が幸せになる、前向きになるためには、その人自身が自分で立ち上がり、前を向く必要があるんです。
弁護士とかが(偉そうに)「こうしなきゃだめだよ」とか「妥協しちゃだめだよ」とか、勝手にあれこれ結論づけたり一方的に評価するのは間違っていると思います。
これは、家族や相続の問題、仕事の問題、何にでも当てはまります。
「本当に自分が望む未来は何なのか」
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