後見申立て準備中の案件は、診断書待ち。ご本人が「入院中」ということで、施設関係者が通帳や印鑑の捜索をして下さっていましたが、「夜な夜な探しても、出てこない」と。「通帳がないままでは、申立てしづらいので、一度私に探させて下さい」と、施設管理者に見守ってもらっている中、捜索しました。10分で発見しました。こんな作業には慣れたくはないですが、何度もやっているうちに「ここにありそう」というのが、分かってきます。通帳がむき出しで存在しなくても、ポーチの形で分かったり。それと、遠慮の加減もあります。私自身、まだ後見人になっていないですが、ご本人からは「探してくれ」「引き出しの中にあるから」と了解をもらえていて、「出てこないと、自分が就任後に困る」という、切迫した気持ちがあります。一方、施設関係者としたら、利用者さんの物品を勝手に触るわけにはいかない、という遠慮、当然あることでしょう。ご本人からは「通帳がないなら、警察に言うて。警察や警察!」と言われていたので、そういう意味でも、大事に至らなくてよかった、というお話でした。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
コメント