2021年も残すところあと2日となりました。みなさまは、どのような年末をお過ごしでしょうか。
年末年始の間に、これもしなければ、あれもしなければと思いながら、漠然とパソコンを開いて、久しくブログを更新していないことを思いだし、来年こそは、などといつもの先延ばしに陥りそうなところ、いやいや、あと2日ある、今できないことは年が明けてもできはしないと自らに言い聞かせ、前々から予定していた医療事故紛争解決事例の周産期シリーズを書き始めることにしました。
入院は妊娠38週4日。5年前に同じ病院で長女の出産を経験しています。2年前にも妊娠しましたが、これは三つ子で、流産してしまいました。今回も、妊娠がわかってしばらくして、頚管無力症との診断でシロッカー手術をしています。
入院当日にシロッカー糸の抜糸をして、翌日午前9時10分からオキシトシン点滴開始。毎分2.5㎜単位から開始して、以降、30分おきに、5㎜、10㎜15㎜と増量を重ね、11時10分に20㎜単位まで増やしています。
午前11時28分自然破水、以降、強い痛みの訴えあり。
午前11時39分頃から変動一過性徐脈、同56分頃から遅発一過性徐脈。このあたりのCTGの読み方については、かなり争いがありました。
午後0時15分頃、児心音70に低下。オキシトシン中止。
午後0時23分頃、子宮口開大度8〜9、児頭位置−3。
午後0
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