ある時、ディーラーで勤めている人に、何気に「街の車屋さんに車検頼むのと、何が違うんですか」と聞くと、「一緒にせんといて」と言われました。見下しての発言ではなくて、「毎日同じ車種を見ているから、分かることがある」という理屈でした。なるほどな~と。業務範囲が広い、司法書士の業務でも同じです。「やったことがないことも、やり遂げるのが専門家」という一面もありますが、「繰り返し取り扱っているからこそ、見えること」もあります。例えばの話、私の事務所では、もう過払い金請求の仕事はできません。できたとしても、久しくお受けしていないので、業者や裁判所ごとの傾向が、分からなくなっています。「数なくして、質を上げることはできない」というのも、真理です。「丁寧にする」ことと、「時間をかけてやる」というのは、意味が違うため。要領が分かっていると、同じ時間でたくさんのことができます。そして質も優れている。「仕事は忙しい人に頼め」という言葉にも、つながってきます。◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所メインサイト「分野別 取扱い件数」
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
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