司法書士の報酬に関しては、勤めていた時は、こう思っていました。「自分が独立したら、もっと安くできるのではないか。お客さんに喜んでもらえるよう、自分は安くしよう」しかし、「事務所の維持には経費がかかる」という基本的なことが分かっていなかったのと、「安くして喜んでもらう」というのは、自信のなさの表れだった、と思っています。今となっては。ひとりで事務所をしてる人が、「本職が全部をするから高くなる」と書かれていたのを、どこかで見ました。それも違うと思います。人件費を払う側に立ってみると、分かります。私が経費分も含めてお客様に請求して、職員には、給料という形で支払います。自分が動いた分だけを請求すれば足りるのではなく、お客様からは、4人分の人件費等も含めた報酬を受け取らないといけない計算です。じゃあ、ひとりですれば安くできるのかと言われると、それも違います。ひとりでは処理できないから、職員の手を借りているのであって、安くすれば余計に処理しきれなくなります。その時は、報酬を高くして件数を制限する、しかないでしょう。堂々巡りですが、いろんなバランスを考えながら運営できるのも、司法書士事務所の経営の面白い部分です。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
司法書士の報酬には人件費等も含めた経費が含まれます
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