「嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健著)」タイトルから想像していた内容とは違い、『アドラー心理学』の考え方を伝えられた本。「青年」と「哲人」の対話形式で、本来は難しいはずの心理学の世界を、事例を出しながら伝えてくれています。「自慢する人は、偽りの優越感に浸る」とか、「子供が非行に走るのは親への復讐である」とか、「承認欲求を否定する」の話なんか、分かりやすいです。読んでいるうちに、面白くなって、止まらなくなりました。「嫌われたくない」という言葉は、158ページになって初めて出てきますが、「承認欲求の裏返し」とのこと。アドラー心理学の考え方を、理解しきれたわけではありませんし、本当にそうかな?と思う部分もありましたが、この本によって、モノの見方は間違いなく変わります。帯には「大切な人に贈りたい本」とありますが、その通りの内容でした。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
コメント