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緊急事態宣言解除で

司法書士
先週末、ようやく緊急事態宣言が解除され、かねてからの念願だった「尾瀬」を訪れました。いわゆる山小屋に泊まって、2日間で約40キロ、5万3千歩を歩くという長い工程となりました。水芭蕉の季節ではなかったですが、紅葉が始まりかけた森林と湿原を歩くことができました。尾瀬を堪能できましたが、また別のシーズンに訪れる機会を楽しみにしています。             尾瀬沼に向かう途中 さて、この夏は私が後見人をしている被後見人(以下「本人」という。)の方が二人亡くなって、いつもより寂しい夏となりました。 1人は、後見人をしていて、本人の訴訟が最高裁まで係属するという初めての経験をさせていただきました。 地裁、高裁、最高裁と後見人として訴訟代理人を担当できたのは貴重な経験だったのはいうまでもないですが、空き家となった本人の自宅の共有持分を共有者の一人から不動産業者が買い取って、他の共有者に買取を迫り、それを拒むと競売を申し立てるという荒々しい手法ですが、裁判所も競売を認める傾向にあるようです。 共有者である本人の子供たちが仲が悪いと最高裁までたどり着くのか、ということを学んだ後見業務となりました。 もう一人は80歳で亡くなりましたが、なんと相続人が姉二人だけで90歳と92歳という方でした。 誤嚥性肺炎で入院していた病院から看

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