松坂大輔の引退式で、横浜高校元監督の渡辺元智さんの映像が流れているのを見て、そういえばあったな、と引っ張り出してきた本。『ひたむきに』（渡辺元智著）は、平成１９年。松坂大輔が、アメリカに渡る時に書かれたものです。本にあった『やがて人生の勝利者となれ』という言葉。心に残っています。本から引用します。『人生で勝利するとは、どういうことか。金持ちになるとか、地位や名声を得るということではない。将来、自分の人生を振り返り、「ああ、自分の人生はよかったな」と、自己満足ではなく、本心から納得することができれば、その人は人生の勝利者になれたと言えるだろう。（中略）頂点を極めたからといって、そこが人生の終着点となるわけではない』（以上引用終わり）どんな業界でも同じ。一時的に結果を残して、成功したような状態になることは、それほど難しいことではないです。でも、本当の力を試されるのは、そこから先。社会の変化が激しくなっています。仕組みが変わったら、脱落。ずっといい状態が続くと、成功者として振舞っていたら、脱落。そういうものなんだと思って、物事眺めています。引退式での松坂大輔の少年のような笑顔、印象的でした。イチローから渡された花束、スタッフの人が引き取ろうとしても、渡さず抱えていた。人間って、そんなところに出るものです。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌－堺市堺区－
『やがて人生の勝利者になれ』
司法書士
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