斜め向かいの解体工事。建物がなくなったと思った後も、なかなか終わりません。普段見ているのは、地面の上に出ている部分だけですが、地面の下には基礎があります。見えていなかった基礎も壊さないと、解体工事は終わらない。考えたら、そういうことです。写真は、8年前のウチの事務所の姿。見えている基礎の下にも、最近では地盤補強工事というのがあって、ある部分は、基礎の下、地下何メートルかまでコンクリートが放り込まれています。壊すことを考えると、恐ろしい話ですが。司法書士の業界。昔と比べると「一定期間は勤務して経験を積んで」という傾向ではなくなっているようですが(合格者の平均年齢も違う)、私自身は、5年間の司法書士事務所での勤務経験があるから今がある、と思っています。いわば、それが基礎です。開業しないと分からないことがほとんどですが、年月を重ねるにつれ、基礎の大切さが身に染みて分かってきます。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
コメント