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「財産をもらってくれないか」と言われたら?

司法書士
ある方から、しきりに「自分の財産をもらってくれないか」と言われていますが、言われるたびに、理由も添えて、拒み続けています。いくらその方の本心だったとしても、第三者から見たら、職務上関わった立場を利用して、遺言書を書かせたとしか見えません。「どうしても!」と言われたら?「どうしても!」と言われても、拒みます。私の首が飛ぶので、ダメです。倫理上、職務上で関与した方。その関係者らから、遺言書で財産をいただくようなことはしてはならない、とされています。似た話として、「施設に」ではなく、「施設の特定の職員さんに」財産を譲りたい、というお話もあります。しかし、「逆に○○さんの迷惑になると思いますよ」というお話をして、今のところ、遺言書の完成に至った例はありません。ある士業に「すべての財産を遺贈する」とされた遺言書を書き換えるお手伝いをした、ことはあります。これは、事前に親族さんが気付かれて、よかった。倫理の教育が足りないと、そういうことが起こり得ます。ちなみに、「親切にしてもらって・・・」と言われることもありますが、違います。「親切にした」のではなく、「仕事だからした」のです。そんなこと言ったら、身も蓋もないのですが、お仕事で関わらせてもらっている、という点は、崩さないようにしています。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-

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