後見業務から学んだ親を評価する子の視点
司法書士
先週の連休は、昨年世界遺産に登録され、かねてから行きたかった佐渡島へ行って来ました。 3日間とも暑いばかりの快晴に恵まれ、ミシュランにも掲載された大野亀の巨岩、佐渡金山の探訪、たらい舟の乗船、宿根木の街並み散策、佐渡おけさ節のナイトツアー、トキの群生地などをめぐり、歴史を感じながらも佐渡島を満喫しました。 宿泊したホテルから眺める海に沈む夕日は、まばゆいばかりで、静かに時が過ぎるのが感じられ、佐渡島でのひとときに身も心も癒され、3日間があっという間に過ぎました。 お土産に、「柿シャーベット」を購入しましたが、冷凍したおけさ柿が解凍されつつあるなかでスプーンでホジホジしながら食べる柿は、甘みもあり、夏にはうってつけのデザートになりました。 さて、タイトルの「後見業務から学んだ親を評価する子の視点」についてです。 私に後見人を依頼されたのは、今回の対象者となる親(以下「本人」)がアルコール性認知症を患い病院に入院していたときでした。当時(6年ほど前)、成年後見リーガルサポートの担当地区長から、子が親と縁を切りたいため(これは子の本音で)後見人を探しているので、私にお願いしたいというものでした。 本人には3人の子がいましたが、皆エリートで経済的に困っているわけでもないのに本人の身元引受人を拒否し、お金を払


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