生成AIによって仕事が奪われる弁理士とそうでない弁理士の境界線
弁理士
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 先日の話。 生成AIを使った特許実務のワークショップを受けました。 中小企業支援においては大企業のような発明提案書のようなものは存在しません。 その意味で、受任から出願書類の作成は、 50%くらいは省力化できそうなイメージです。 また、簡単な発明(新規な構成が少ないもの)であれば、 60%くらいは省力化できるかもしれません。 それでも結構大きいです。 一方中間処理(意見書や手続補正書)のほうは、まだまだですが、 拒絶理由通知や引用文献の概要把握や、差異点のチェックなど、 序盤の検討段階では、まずまず使えるなと思います。 ワークショップを通して興味深かった点は、 プロンプトの言葉遣いによって出来栄えが変わることだけでなく、 プロンプトの順番によっても変わります。 生成AI側に「要約したがる癖」があるようなのですが、言葉を武器にする特許実務では、「要約」が仇とある場面が多いのですよね。結局のところ 作業(結果が見えているもの。誰がやっても変わらないもの)は、生成AI 仕事(答えが定まらないもの。人によって変わるもの)は、人間 のように、これまで


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