不動産の所有権移転登記が終わると、1筆ごとに発行される登記識別情報通知。筆数が多いと綴じることができないので、市販のクリアポケットに収納します。クリアポケット50枚であれば、背中合わせに入れて100筆分まで収納可。最近、筆数の多い登記が多くなっていますが、不動産1筆の場合と50筆の場合と、司法書士の手間がどれだけ変わってくるのか。報酬のご提示には気を使います。今週もいただいたお問い合わせの中で、「不動産の名義変更、いくらかかりますか」があります。一見、普通の質問のようでいて、非常に難しい話で、名義変更の理由が「贈与」なのか「相続」なのか。「財産分与」なのか「売買」なのかなど、名義を変える原因によって話がまるで変わってきます。また、固定資産評価額が分からないと、登録免許税が計算できません。よく「30坪くらい」とか、「固定資産税は10万円位払っている」とか言われることもあるのですが、それでは計算することができなくて、安易にお答えすると大変なことになるので、お電話での費用のお問い合わせには、なかなかお付き合いすることができません。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
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