金融機関10件参加、総額20億円になるシンジケートローンの登記が完了して、一安心。書類の返却作業も終わりました。「できるだけ登録免許税が安くなる方法で」「できるだけ他行の承諾書が要らない方法で」司法書士10人いたら、7人くらいは同じ順序で登記したかもしれませんが、それでも裁量の余地がありました。申請順序の組み立て、契約書の準備からさせてもらったのは、プレッシャーもあり、やりがいもあるお仕事でした。「シンジケートローン」で検索すると、上場会社を中心にいろいろな事例が出てきますが、司法書士が欲しい登記に必要な情報は極端に少ない。登記をしない事例もあるようです。はじめてご依頼いただいた5年前の時は、直前まで管轄法務局と議論をして、申請の2日前にやっと「債権の範囲」の表記の仕方が決まった。未知の領域でした。何度か登記させてもらっているうちに慣れてきました、今回は究極の応用編。司法書士冥利に尽きる登記でした。◎リンク 堺市の司法書士吉田事務所 コラム「シンジケートローンと根抵当権設定登記」
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-
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