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「たいへんです。すぐ来てください!」

司法書士
「施設長たいへんです、すぐ来てください!」(柴谷匡哉著)。著者は、高齢者施設の運営者。社会福祉士やケアマネージャーの肩書に加えて、税理士、行政書士ともなっています。介護現場であった出来事の紹介と共に、専門家としての解説もされているので、後見人の知識の補充にもなります。認知症にも種類があって、症状も違うと言われているため。半分くらいの話は「あるある」です。私も普段見聞きしている話が混じっています。でも、半分は、体験以上の話でした。後見人が「すぐ来てください」と言われるのは、救急搬送時か亡くなられた時くらいでしょうか。それでも「すぐと言われても…」と反応してしまうのですが、緊急の連絡が入るのは、ハプニングの中で、何件かのうち1件なんだろうと思っています。私の関係者がスーパーで万引きしてしまったことがあります。その時は「もう来ないで」ではなく、スーパーの「職員が声掛けします」と言って下さって救われましたが、今後、セルフレジが広まると、高齢者のお会計が難しくなっていきます。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-

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