弁護士さんか書かれた「法律事務所をつくる!(スピリット&マネジメント編)」と並行して読んでいたのが、「法律事務所をつくる!(ハードウェア&ノウハウ集積編)」。法律事務所の開業を支援する立場、コンサルされる業者さんの立場から書かれた本です。私の場合、独立の時と1回目の引っ越しの時は、紹介で出会ったコクヨ系の備品屋さんのお世話になって、2回目3回目は、オフィス移転の専門業者さんのお世話になっています。2回目と3回目の引っ越し時は、LANも複雑になり、「ただ荷物を運ぶだけ」では済まなくなったためです。事務所の備品も、最初は、家庭用のものでも良さそうなところ、そこは「形から入る」で、事務所らしく。ワンルームマンションなのに、開業時に、備品代だけで44万円分も使っています。司法書士は、「携帯電話とパソコンがあれば、自分の身ひとつでできる」スタイルも選択できますが、2か所の事務所勤めを経て、事務所構え、見栄えも大事。司法書士事務所というのは、こうあるものだ、というイメージを持っていたからだと思います。無意識に持つイメージというのはとても大事で、他人を雇用する予定もなかった私が、今、4人の事務所を運営できているのは、形から整えて「こうありたい」というイメージを持っていたからではないか、と。しかし、それは後付けの理屈で、実際のところは、先のことを考える余裕なんてなかったです。
Source: 吉
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