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相手は人生の大先輩【成年後見】

司法書士
被保佐人さんから「兄ちゃん」と呼んでもらって、自分の立ち位置、気を付けないと、と改めて。人生の大先輩。私は半分近くしか生きていないんだから、どうやったって、追いつけない部分があります。「今の私の気持ちが分かるのか」と問われた時に、「分からない」ということです。学生時代。学年1つ違えば、「はい」「すいません」しか言えない世界も経験したのに、資格者として社会人に出ると、年齢もキャリアも関係なくなります。大先輩より、自分ができる人間になったような、そんな錯覚に陥る時期もありました。独立する時は、自分のほうが、もっといい事務所にできるのではないか、と思っていた気もします。逆に、そう思わないと、事務所を出れない面もあるのですが、自分が経験しないと分からないことが、山ほどあります。一番恐いのは「気付いていない、ということに気付けていない」「分からないことが、分かっていない」ということです。
Source: 吉田浩章の司法書士日誌-堺市堺区-

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