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Tシャツデザインと商標

2021年6月、ロックミュージシャン氷室京介氏の偽Tシャツを販売したとして、警視庁は会社員の男を商標法違反で逮捕というニュースがかけめぐった。男は、氷室氏の所属事務所が商標権をもつ「KYOSUKE HIMURO」のロゴに酷似したマークを付け...
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知財が支えるオリンピック

コロナ禍で開催があやぶまれる東京2020オリンピック・パラリンピック。3月25日、福島から聖火リレーがスタートしている。こうした市民の期待を背景にオリンピック関連の知的財産権侵害もあとをたたない。財務省によれば2019年の輸入差止件数(総件...
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関係業界は要注意。知っておきたい改正意匠法

2020年4月に抜本的大改正が行われた意匠法。登録例もニュースになり、改正の概要について全容がみえてきた。たとえば20250年11月に初の登録になったのは、「蔦屋書店(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)」の天井までの高さの棚に囲まれたロン...
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「ぴえん」出願の背景

年末年始に話題を集める流行語大賞。2020年は「3密」「アマビエ」など新型コロナウイルス関連が上位を占める一方、ネットの世界で注目を集めているのが「ぴえん」。「ぴえん」は、泣きたい様子をあらわすオノマトペ(擬態語)で、目をうるませた絵文字も...
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「鬼滅の刃」主人公の羽織はパッケージ!?

「鬼滅の刃」を知らなくても、コンビニのグッズや子どもたちの手作りマスクなどで、緑と黒の市松模様を見かけたひとは多いのではないだろうか。「鬼滅の刀(きめつのやいば)」とは、大正時代を舞台に、鬼と化した妹を救う主人公の姿を描く、和風剣戟奇譚。少...
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アマビエと商標登録

疫病退散にご利益があるといわれる妖怪「アマビエ」を(株)電通が商標出願していたことが、特許庁関連のデータベースを通じて判明するやいなやネット上で大炎上。「庶民の慣習を登録して金儲けか」「名称を独占しようとしている」と抗議が殺到。公開からわず...
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コロナ商標と公序良俗

「キミのじまんのかぞくは、コロナ のじまんの社員です」。こんな言葉で締めくくられたメッセージ広告が新聞掲載されたのは6月15日のこと。住設機器メーカー(株)コロナ の小林芳一社長名で掲載されたもので、女性社員の子どもからの「コロナって悪者な...
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アディダスの3本線と識別力

我がオフィスのある渋谷の街を消しゴムのMONOデザインのバスが走った6月下旬。アディダスの3本線が、EU裁判所により商標登録を認められなかったというニュース(ロイター)が流れてきた。 アディダスでは2014年、同じ幅の3本の平行線が等間隔に...
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世界に一つだけの花

元号が令和に変わる直前の4月中旬、日本音楽著作権協会(JASRAC)により平成年間(平成元年〜31年)の著作物使用料分配額TOP100の発表があった。ランキングは平成期にJASRACが作詞家、作曲家、音楽出版社などの権利者へ分配した著作物使...
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平成・令和とブランド高級魚

平成という時代を振り返るとき、マーケットの変化とともに商標の制度自体が大きくさま変わりする道程であることに気づく。平成4(1992)年のサービスマーク(役務の商標)をはじめ、立体商標、小売商標、音商標、色商標等、新しい商標制度が続々と登場。...
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意匠法改正と建築物の知的財産

2019年3月1日、意匠法改正案が閣議決定したというニュースが飛び込んできた。改正案のうち、注目されるのが「建築物の外観・内装デザイン」が新たに意匠法の保護対象になること。これまで対象外であった建築物の外観・内装デザインを登録すれば、権利者...
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文化の盗用と知的財産

2018年末、米ディズニーに対し、映画『ライオン・キング』の挿入歌タイトルになっているスワヒリ語の「ハクナ・マタタ」(スワヒリ語で「問題なし」「心配なし」の意味)の米国商標登録の取り消しを求めるインターネット署名に、およそ11万人の署名が集...
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立体商標「きのこの山」

2018年5月10日、株式会社明治は3月30日付で「きのこの山」が立体商標に登録されたと発表して一躍話題だ。「きのこの山」は1975年発売のチョコレートスナック菓子。2層のチョコレートに加えたクラッカーとの味わいが人気だが、スタイリッシュ全...
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そだねー♪ カー娘をめぐる知財騒動

平昌オリンピック カーリング女子で銅メダルを獲得した「カー娘」ことLS北見。休憩時間の栄養補給「もぐもぐタイム」も注目を集め、LS北見の地元のチーズケーキ『赤いサイロ』へは注文が殺到。製造が追いつかず、すでに数ヶ月待ちだそうだ。 もぐもぐタ...
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地理的表示と地域ブランド

地方創生を背景に、地域ブランドへの注目が集まる昨今。地理的表示と、商標などとの関係についてのおたずねがふえてきた。例えば、「地域団体商標と地理的表示のちがいは?」「地理的表示はどこに登録すればいいのか」──等々。また、ニュースサイトにも散見...
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歴史的経緯と地域団体商標

師走の声をきくと同時に、あちこちでお節商戦がはじまった。そんななか、お節料理に欠かせないかまぼこをめぐる地域団体商標について、2017年11月24日、横浜地裁小田原支部において判決が出てその行方が注目されている。 小田原蒲鉾協同組合は、組合...
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サルの自撮りの著作権

2017年9月、サルの自撮り写真についての著作権訴訟が、米国サンフランシスコ控訴裁判所での2年におよぶ裁判のうえ、結審したというニュースが飛び込んできた。対象となった写真は、2011年、インドネシアのジャングルで英国の動物写真家デイビット・...
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駄洒落ドリンクの始末

故ジョン・レノン氏の妻、オノ・ヨーコさんが、ポーランドの飲料メーカーを相手取り、商標権侵害などで抗議。このほど和解したというニュースが飛び込んできた。 問題になったのは、英国やヨーロッパで販売されているレモネードの「ジョン・レモン(JHON...
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そっくりコメダ。改築して和解

おしぼりやコーヒーをテーブルまで店員が運んでくるフルサービス、家庭にいるようなインテリアで人気の「珈琲所 コメダ珈琲店」(株式会社コメダ)。セルフサービス型カフェの出店が頭打ちといわれるなかで、この10年で2倍以上の店舗数を達成(739店舗...
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懐かし需要でブランド復活♪

1968年、日本発のラジカセを発売したオーディオ・ブランド「aiwa(アイワ)」。ソニーがウオークマンを発売した翌年の80年には、世界最小・最軽量、世界初の録音・再生が可能なヘッドホンステレオ「カセットボーイ」を発売して大きな話題に。先端的...
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ブランド農産物の知的財産

2020年に向けインバウンド戦略が多方面で本格化している。日本の食文化や食材も例外ではない。とくに将来にわたるインバウンド増大のほか、食材や農産物の輸出についても成長分野としても期待。平成28年輸出実績は7502億円、平成31年には1兆円に...
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ベッカム家の商標戦略

イギリスを代表する元サッカー選手、デヴィット・ベッカム。妻でタレント出身のヴィクトリアや子どもたちともども、世界的に注目されるセレブファミリーだが、ヴィクトリアが5歳の愛娘の名前「ハーパー」を商標登録したと話題だ。 英国地元紙によれば、すで...
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バンド名・芸名の商標登録

2016年9月中旬、ロックバンド「黒夢」の商標権が、東京国税局によりYahoo!官公庁オークションにかけられていることが報じられた。黒夢といえば、インディーズの世界では名古屋2大巨 頭といわれたヴィジュアル系バンド。CD総売り上げも約531...
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うなぎの町のブランディング

感動のリオ・オリンピック閉幕とともに、2020東京五輪への新たな ステージが始まった。 建設・土木や環境技術等、技術分野の進展による特許出願のほか、関連グッズの商標出願など、知的財産業界においても、未来の日本への礎をかたちづくるチャンスであ...
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〝悪意〟に負けるな!商標登録

このところ「悪意」という言葉をよくみかける。といっても知的財産やそのニュースの世界のおはなし。具体的には「悪意の商標出願」というものだ。 当初、悪意の商標出願として問題になったのは、中国企業などが、諸外国の地域の特産品の名称や人気キャラクタ...
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